遠方に住む母が、もうかれこれ10年以上絵手紙を続けています。
季節の変わり目や、節目節目に色とりどりの絵手紙を送ってくれるのですが、私も年齢を重ねるにつれて、その良さが分かるようになってきました。
よく母が「下手でいい、下手がいい」と言っているように、
絵手紙は絵心がそんなになくても、それなりにうまく見えるのが不思議です。
絵手紙は上手・下手というよりも、味があるという言葉のほうがしっくりくるのかもしれませんね。そもそも、自分が楽しいかどうかが一番大切です。
ということで、今回は初心者が絵手紙を学ぶということで、できれば子どもたちと一緒に楽しんでみたい!という思いから記事にしました。
絵手紙のYouTube先生を探して参考にさせていただきたいと思います!
もくじ
絵手紙を書く準備をしよう!必要なものは?

絵手紙に必要なものは大きく分けて3つ。
- 筆
- 顔彩などの絵の具
- 画仙紙やハガキ
始めるにあたって改めて購入しなければならないのは、上記の3つくらいでしょう。
顔彩という言葉は聞き慣れませんが、日本画絵具を角皿にいれた固形の絵具で、「顔彩」の原料は、アラビアゴムなどの媒材を練り合わせて固めたものだそうです。
透明度の高さと鮮やかな発色が特徴の絵具です。

また、この他に、絵の具を溶くお皿(梅皿)や、水をくんでおく筆洗い、筆をふく雑巾やティッシュペーパーなども必要になりますね。
私は、小学校のときに使っていた絵の具バケツを実家から引っ張り出して使うことにしました。

道具は、意外と100円ショップでも手に入るものもあり、とりあえずやってみたいと思う人は始めやすいと思います。
「てがみ倶楽部」というサイトが道具については分かりやすく説明されていますので、ぜひ参考にされてみてください。

1つ1つ準備するのが面倒なら、こちらの絵手紙セットを購入すればすぐ始められますね。
絵手紙の書き方をチェック!輪郭と色の塗り方

初心者がイチから絵手紙を始めるときの書き方をチェックしていきましょう。
書き方の手順としては、
- モチーフを決める
- 輪郭を書く
- 顔彩で色をつける
- 文字を加える
わかりやすいYouTube先生を探してみました。
絵手紙のモチーフを決めて輪郭を書く

絵手紙は、輪郭となる部分をまずはじめに書き入れていきます。
筆で書くのが一般的のようですが、割り箸に墨を付けて書く技術も味があって素敵です。
参考にしやすいのは呉竹というメーカーのこちらの動画。
紙風船というモチーフもとても簡単なので、ファーストステップとして子どもと一緒に書くならちょうどよいのではないでしょうか。
引用元:YouTube
また、こちらの横山寿美子先生の動画は、季節ごとにいろいろなモチーフが用意されているので、真似するだけでも参考になります。
個人的には、枝豆やキノコが好きです。
引用元:YouTube
顔彩できれいに着色するには?
輪郭を描いた後は、顔彩で色を入れていきます。
薄い色、濃い色、筆の使い方等、かなり参考になったYouTube先生は快適ARTさんです。
引用元:YouTube
快適ARTさんのチャンネルをチェックしてみると、中級~上級と思われる絵手紙の動画がたくさんあります。
絵手紙のステップアップにかなり役立ちそうです。
絵手紙に文字を加える
最後に文章やメッセージなどを加えていきます。
味のある字を書くためには、強弱を入れたり多少テクニックが必要になりそうです。
最初の呉竹チャンネルでも、字の書き方は触れていましたが、戸島 圭吾先生のチャンネルでは、筆文字の書き方をさらに文字ごとに丁寧に教えてくれます。
引用元:YouTube
味のある字が書けるようになれば、それだけでデザイン性の高い素敵なハガキが出来上がったりするので、独学でも学んでおいて損はないですね。
私達初心者は、まずは簡単な言葉から始めていきたいですね。

簡単な絵手紙の書き方は?まとめ
絵手紙は、どちかかというと年齢層の高い奥様方に人気があるイメージですが、若い人からこんな味のある絵手紙をもらったら、かなり印象に残りますよね。
それに、きっと外国人のお友達も喜びそうです。
日本人だからこそ、日本ならではの雰囲気を醸し出す絵手紙は書けるようになりたいものですね。